2020年から、手術撮影用カメラとしてOLYMPUS TG-5を導入しました。
TG-5 (TG-6)の特長として顕微鏡モードがあります。他のデジカメでは手術時に神経や関節面、靭帯損傷部などを接写するためにはマクロレンズを使用する必要がありますが、OLYMPUS Toughシリーズの顕微鏡モードではマクロレンズを必要としません。画質もそれほど悪くありませんので、術中撮影用カメラとして2021年現在、一番使いやすいカメラだと思っています。
今回は、(有)エヌティエフさんに依頼してオートクレーブ可能な滅菌カメラケースを作成してもらいました。
TG-5で撮影した画像をいくつか紹介します。
猫・馬尾神経症候群・L7-S1背側椎弓切除を行い、露出した馬尾神経を観察。猫の歯根膿瘍。歯肉から露出した下顎骨の一部。
猫の膝蓋骨骨折。関節面側から観察。